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熱血!ホンキ応援団 2010年1月23日(土)

ホンキで夢を追い続けるすべての人たちへ
(酒井美紀)今回は雪深い長野県大町市の小学5年生大日方樹君のホンキを応援します。2歳の時から 毎日一緒にいた大好きな おばあちゃん。樹君のそばにはいつも優しい笑顔がありました。しかし胸に募る切ない願い。遠く離れて暮らすお父さんと一緒に暮らしたい。父は東京で 息子と暮らす日を夢見てラーメン店の店主として頑張っています。そんな父の元に届いた1枚のCDが運命の歯車を大きく回し始めました。
(樹君)「ぼくのゆめ。大町東小学校4年大日方樹。僕の夢は 東京で…」決して打ち明ける事の出来なかった樹君のホンキの夢。そして…。巣立っていく孫のため悲しみを笑顔で隠す69歳のおばあちゃん。でも 涙が止まらない。刻々と迫る 別れの日。少年は 自分の居場所を探すために東京へ。その胸には父に伝えたいホンキの思いがありました。
(大日方卓見さん)おお お前 遅えよ。何も知らない父に告げられた心優しい少年の純粋な思い。遠く離れた父を思い続ける息子。そんな少年を愛する父と祖母。3人の家族愛が交錯する涙と感動のリアルストーリー。どんな思いなの?テレビですから待ちましょう。もうちょっと はい。
(大下容子アナウンサー)これから はい。ごめんなさいね 大下さん。これは本当の事なんでしょ?もう もちろん。こういう…ちょっと重いテーマだと…。ギャグ言えないよ。北アルプスを望む 長野県大町市。冬を迎えるとスキー客でにぎわう 雪国の町。自然あふれる この町ですくすくと育つ樹君は 高台にある一軒家で暮らしています。家に帰っても父や母の姿はありません。子猫の ちぃちゃんだけがこっそり お出迎え。勝手口から樹君を呼ぶのはおばあちゃんの百代さん 69歳。ん? おやつなんかいい…。ちょっと もう いいだ。
(百代さん)そうか そうか。 じゃあ好きなもん出して食べたらいい。この日の気温はマイナス5度。
(樹君)どこに?あの ざるに。足腰の弱っているおばあちゃんのために樹君は進んでお手伝いをします。今日のおやつは頂きものの カステラ。よいしょ。 ああ…。家族団らんのコタツの部屋にはお父さんやお母さんではなくおばあちゃんの似顔絵がたくさん飾られています。
(百代さん)ねえ。1998年樹君は東京で生まれました。そのあと 2歳の時に両親が別れ樹君はお父さんに引き取られました。しかし 東京のラーメン店で修業中の父が1人で幼い子を育てるのは大変でした。自分の店を持って生活の基盤が出来るまでという約束で 2歳の樹君をおばあちゃんに預けたのです。遠く離れていく父の背中…。この日から 父と離れおばあちゃんとの新たな生活が始まりました。当時 60歳だったおばあちゃんにとってオムツも取れていない幼子を育てるのは想像以上に大変でした。ただいまー。樹君の叔母に当たる父の妹 裕子さんと共にホンキで子育てに挑んだおばあちゃん。遠足 運動会 授業参観。どんな時も 樹君のそばにはおばあちゃんの姿がありました。お父さんと離れて暮らす事にも不平を言わず明るく振る舞う樹君。でも 1人になるとお父さんの事を考えてしまいます。最後に会ったのは 4か月前。そう信じて 9年間が過ぎました。
(的場浩司)長野から遠く離れた大都会 東京。江戸川区東小松川にあるラーメン店「麺や 多久味」は行列が出来るほどの人気店だ。この店を仕切るのが樹君の父33歳の若き店主。仕事に追われながらも樹君の事を忘れた日は1日もない。当時 修業の身だった父は2つの店を掛け持ちし14時間近く働く事もあった。樹君を自分のそばに置いて育てるにはラーメン職人の夢をあきらめなければならない。父は身を切る思いで樹君を祖母に預けた。息子よりも自分の夢を取ったと思われても仕方がない。そう自分を責めながらホンキで修業に臨んだ。忙しい中 なんとか時間を作っては長野に行き樹君に会う事を大切にした。日々成長する 息子の姿を見るたび父の心は揺れ動いた。1日も早い独立を目指し都内の人気店を渡り歩き味を研究。27歳の若さで自分の店を開く事が出来た。開店当時は客も少なく経営が苦しかったが樹君を育ててくれている祖母の元へ 毎月仕送りを続けた。仕事を終え店を出るのは午前2時。なんとか経営も安定しコツコツとためた貯金で2年前 中古マンションを購入。すべては最愛の息子と一緒に暮らすため。もちろん樹君の部屋も用意してある。あと1年で息子との約束が果たせる。
(酒井)雪深い長野。外は吹雪でもおばあちゃんと一緒の家の中は暖かい。この日の夕食はおばあちゃんが育てた野菜で作った 炒め物。樹君 我慢出来ずに思わず…。樹君はおばあちゃんの野菜が大好き。好き嫌いなくなんでも おいしそうに食べます。帰ってきたのは樹君の叔母に当たる父の妹 裕子さん。樹君にとって悩み事も相談出来るお姉さんのような存在です。裕子さんが学校や仕事から戻ってきた時1人寂しそうに座る樹君の姿を見た事が何度もありました。東京と長野。 2つの家族の間で揺れ動く樹君はずっと 自分の本当の居場所を探しているのかもしれません。
(百代さん)おやすみ。迫り来る別れに不安を抱きながらもなすすべもないおばあちゃんと樹君。だからといって頑張っている お父さんに心配をかける事も出来ません。日に日に募る 父への思い。それと同時に悩みも膨らんでいきます。そんな樹君の元へ お父さんからうれしいプレゼントが届きました。
(的場)クリスマスを迎え 華やかさを増した東京。父のラーメン店も いつも以上のにぎわいを見せていた。クリスマスの夜 親子で温かいひと時を過ごす お客さん。その横で 黙々と仕事を続ける父の後ろ姿は 少し寂しげだった。
(酒井)お父さんのいないクリスマス。でも うれしい事がありました。
(樹君)本当?おばあちゃん それさ帰った時に 早く言ってよ!おっきい。うわ いっぱい入ってる。実は「プレゼントはお菓子がいい」と樹君がリクエストしていたのです。すると お父さん こんなにいっぱい送ってくれました。普段は こんな贅沢出来ません。
(関根)いいね。いいね うわ いいね。いいね。おお!そのお菓子を抱え樹君が向かったのは…。
(樹君)どっこいしょと。お仏壇。ご先祖様を敬う優しい心もおばあちゃんから受け継いでいます。夕食の時 裕子お姉さんが切り出しました。うん…。照れて 話をごまかすおばあちゃん。必死で うれし涙を我慢します。
(裕子さん)でも あれだもんね。温かな でも ちょっぴり切ない樹君のクリスマス。そこへ…。
(電話)
(百代さん)誰?決して打ち明けられなかった樹君のホンキの思いがついに お父さんに届きます。お父さんが催促していたCD。それは以前 樹君が作文を朗読し長野県内の有線で放送されたものです。テーマは 「ぼくのゆめ」。樹君は その内容をお父さんに聞いてもらうのをこれまで ためらっていました。そこには父が想像も出来なかったホンキの思いが込められていたのです。あれ どうにか…。
(大下)金太郎さん。そこでですか?お父さん もう家 買ってるんですよ あれ。なんすか?住んでない 子どもの部屋完璧に用意してあって。まあまあいいテレビでしたよ あれ。でも逆に 田舎にいて…。また ちょっと 悲しい思いするかもしれないですよね。せっかく出来た友達を。やだなー もう!誰か助けてやろうぜ!
(関根)だから…。いないのかな?ああ いたらいいな。長野県に住む東京でラーメン店を営むお父さんと一緒に暮らしたい。でも これまで育ててくれた大好きな おばあちゃんとも別れたくない。純粋な樹君の心は揺れ動いています。しかし 樹君には決して譲れないホンキの夢があったのです。
(的場)父の元に届けられた1枚のCD。離れて暮らしている間日々 成長する息子は自分の未来にどんな夢を描いているのか。父 卓見さんには想像もつかなかった。放送されたやつだね。
(樹君)「ぼくのゆめ。大町東小学校 4年 大日方樹」「僕の夢は 東京でラーメン屋をやっているお父さんのお店を継ぐ事です」「ラーメン屋を継ぐぞ と思うまでは夢が いろいろ変わりました」「でも お父さんのラーメン屋を継ぐ事に決めました」「ラーメンを作る事は大変です。だからお父さんの ラーメン屋を継いでお父さんを助けてあげたいです」「そして お父さんの喜んだ顔を見たいと思っています」「離れていても絶対にあきらめません」「やり遂げると心に固く誓いました」「夢は かなうと 信じています」「夢が かなった時とても うれしいと思います」「ラーメン屋は 僕にとって魂より大事なものです」「ラーメンがあるから僕は生きています」「だから 修業を頑張らなければと思っています」「一生懸命 頑張ります」
(アナウンサー)「大日方樹君でした」迷いのない澄んだ声で夢を語る息子。その ホンキの思いに父は何を思ったのか?
(樹君)「うん」
(卓見さん)あの…。
(樹君)「うん」うーん…。
(卓見さん)逆に…。そっか。
(酒井)樹君は 自分の夢をお父さんに伝えたこの機会に東京へ行く事を決意しました。1人で行くのは今回が初めてです。おばあちゃん もう目 悪いからそういうの探せないけどいっちゃんは これからどんどん そういうもの使って…。よし…。頼もしく成長した樹君を誇らしげに見つめるおばあちゃん。
(的場)年末を迎え 普段にも増して店は忙しい。だが 父の表情はやる気に満ちあふれていた。もうすぐ 樹に会える。
(酒井)冬休み。樹君が初めて1人で東京へ向かいます。心配でたまらない おばあちゃん。今回は わずか数日間の別れ。けれど いつか2人には本当の別れがやってきます。でも 今 思う事は1つ。早く お父さんに会いたい。その思いだけで樹君は前へ進みます。そんな息子の到着を心待ちにしている お父さん。この日だけは 仕事中も樹君の姿を探して ウロウロ。約束の時間を過ぎても樹君が姿を見せずそんな父の心配をよそに…。息子は一歩一歩 力強くお父さんの元に近付いていました。予定より 2時間ほど遅れてようやく 樹君が姿を見せました。
(卓見さん)迷った? 迷った?
(樹君)迷った。大丈夫。翌日 父は自分の仕事ぶりを見せる事にしました。慌ただしい1日が始まります。
(従業員たち)おはようございます。よし。しかし お父さんが優しかったのは ここまで。その後は 何も言わず仕事を始めます。父の厳しい姿に緊張を隠せません。業者から 麺が届きました。この日 仕入れた麺はおよそ34キロ。プロのラーメン職人として働く父の背中を前に樹君は 何もする事が出来ません。オッケーです。午前11時半 「麺や 多久味」が開店。はい。樹君の姿を見かね 女性スタッフが仕事を与えてくれました。その姿を合図に外で待っていた お客さんがお店に入ってきました。
(卓見さん)いらっしゃいませ。
(卓見さん)いらっしゃいませ。こんにちは。次々と やってくるお客さんを前に樹君は 言葉を出す事すら出来ません。
(関根)おー 言えるね。ああ いいな。
(関根)おー 素直だ。思い切って樹君が動きます。父をはじめ すべてのスタッフがホンキで働いている。勇気を出して自分に出来る事を探します。
(卓見さん)いらっしゃいませ。こんにちは。次第に緊張もほぐれ声も出てきます。そして お客さんの動きを見る余裕も生まれてきました。そんな けなげな樹君を見たお客さんは…。
(樹君)ありがとうございました。頑張っている姿はお父さん そっくり。午後2時 あっという間に昼の営業が終了。偉いな もう…。
(関根)大したもんだな。
(樹君)ありがとう。
(的場)自分に出来る事を懸命にやり遂げた息子に対し父は あえて何も言わなかった。プロのラーメン職人として仕事で語る。樹君は その姿をまぶたに焼き付ける。おー! わあ…。
(関根)また うまそうに食べるんだろうな。父の顔に 優しい笑みが浮かんだ。
(酒井)東京に来て夢が更に膨らんだ樹君。実は今回 どうしても お父さんに伝えたい事がありました。けれど それを言い出すきっかけがなかなか つかめません。このまま長野に帰る事は出来ない。意を決して ありのままの思いをお父さんに ぶつけます。
(樹君)うん…。初めて聞いた 息子の本音。父は休みを取って 息子と一緒におばあちゃんの待つ長野へ向かいました。この先 樹君は父の元に来るのか。それとも 長野で暮らすのか。決断を前に 3人で話し合わなければなりません。たった数日間会わなかっただけなのに笑顔がはじける おばあちゃん。樹君も ほっとしました。猫の ちぃちゃんも樹君の帰りを待っていました。樹君が自分の部屋に行ったあと父が おばあちゃんに切り出します。話し合いが終わった時誰かが悲しむ事になるのでしょうか。中学 上がる時にはもう 東京でと思って。
(百代さん)ばあちゃんは…。おばあちゃんは あふれ出る涙を止める事が出来ませんでした。おばあちゃんの事を心配する あれも薄くなるからね。そうか。 でも…。
(酒井)実は樹君と お父さんにはおばあちゃんのために計画していた事がありました。
(卓見さん)それで やってこう。冷たい雪。けれど この親子にとってはそれさえも心地よく感じられます。
(樹君)パパの意地悪!ずっと抱えていた悩みが晴れ久しぶりに樹君の笑顔がはじけました。相当 感じましたね。
(関根)樹君を抱いて「必ず 埋め合わせするからな」っていい言葉ですよね。出来ますって。多分 松岡さん 締めすぎますよ。さあ それでは修造さんからこの ご家族にホンキの言葉を贈ってあげてください。子どもは 親の背中心を感じながら育ちます。樹君 君は絶対 強くなるよ。そして 将来 ホンキのラーメンを俺に食べさせてほしい!その代わり麺 硬め チャーシュー3つ!画面の前で樹君 今 こう…。ところで 永井大さんは現在 絶賛放送中の『サラリーマン金太郎2』に主演されていらっしゃるんですね。「なめんじゃねえよ!」ってくるよ。「なめんじゃねえよ!」っていきますよ。永井さん ご自身こういう方でしたっけ?
ぜひ ご覧ください
(矢島金太郎)「サラリーマンをなめんじゃねえ!」
次回の『ホンキ応援団』はチームのために勝ちたいと願う30連敗中の 柔道少年
その思いを かなえるため古賀稔彦が ホンキで応援
(古賀稔彦)俺は 絶対強くなるんだっていうねそういう決心を もっと強くしてほしいんだよね。絶対 勝つぞー!
そして ホンキが生んだ小さな奇跡

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