4年に1度の特別な戦い!全日本フィギュアバンクーバーへの最終決戦・開幕直前
ということで安藤美姫が10代20代を中心に人気を集めた
そして断トツの1位に輝いたのは復活が期待される浅田真央
果たして国民の願いはかなうのか?
オリンピックの金メダルは浅田真央にとってももちろん一番大きな夢
ことし2月。オリンピックのプレ大会に出場するために決戦の地を訪れました
一秒また一秒と近づくそのとき
初めてスケート靴を履いたのは5歳
そのころからかなえたい願い事がありました
その願いに向かって大きな一歩を踏み出したのが2005年
トリノオリンピックの出場権を争うお姉さんたちに交じって何とフリーで二度のトリプルアクセルを成功させます(実況)真央ちゃんやった!歴史は今刻まれました。
結果は2位
荒川静香村主章枝という日本のエースたちに割って入った15歳は一気にスターダムへ
真央のトリノオリンピック出場を阻む年齢制限問題で世間はけんけんがくがくの騒ぎとなりました
よくとしトリプルアクセルの天才少女はさらに輝きを増します(解説)今のは奇麗でしたね。(実況)本番に強い真央がいる。
進化したトリプルアクセルで涙の全日本選手権初優勝
続く2007年は新しく身に付けたダイナミックなステップを披露(実況)浅田真央に不可能という文字はない。
そして2008年堂々の…
そう。いつも攻める気持ちが全てを出しきる力をくれました
ことし6月。浅田真央はタラソワコーチのお膝元モスクワにいました
初めて迎えるオリンピックシーズン
金メダルへ向けた準備が着々と進みます
フリーはまだ誰も滑ったことのないラフマニノフの『鐘』
合計3つのトリプルアクセルを跳ぶことが最大のチャレンジとなります
高まる期待の中パリから始まった真央のオリンピックシーズン
初戦からいきなり同い年のライバルキム・ヨナと激突です(実況)トリプルアクセル。
初披露のフリー
最初のトリプルアクセルは見事に決めたものの得意のジャンプにミスが続きます(実況)あーっと最後に両手を突きました。
一方キム・ヨナはほぼ完ぺきな演技で歴代最高得点をマーク
しかし翌週のロシア杯でも復調の兆しは見えません
ショートフリーとも全てのトリプルアクセルで失敗
これまで出場した大会の中でも最悪の結果となってしまいます
帰国直後に開かれた緊急記者会見
目指すは百発百中
そう言って笑顔で人々の前から姿を消した浅田真央
2カ月ぶりにカメラの前に現れた真央が復活への熱い胸の内を語ります
得意のトリプルアクセルで信じられないミスを連発したシーズン序盤
ピンチの浅田真央は…(真央)そういう部分を練習してきました。(真央)はい。
ピンチのときもしっかりと前を見ていた19歳
勝負の曲フリーの『鐘』は20世紀初めに帝政ロシアで作られました
厳しい抑圧からの自由
困難からの解放を願った人々の心の叫びが今向かい風の中にいる真央の心にも鳴り響きます試合でやるのは一発なので自分でも練習の中で最初の一発でしっかり跳べるようにと心掛けてるので。まだホントに全てを出しきれていないので。
そのためには練習練習の毎日。でも…
きらきら光るその目には明るい未来しか映らないヒカリの子
なのによりによってこの大事なオリンピックシーズンに人生最大の試練は訪れました
バンクーバー行きを決めるトリプルアクセル
跳ぶためにあと一つだけ欲しいものは本番での勇気です
一方ライバルはすでにオリンピックへと順調なスタートを切っていました
今シーズンその力をいかんなく見せつけた女王キム・ヨナ
ジュニアのころから戦ってきた真央の現状はやはり気になります
ただ真央の力を一番信じているのは彼女なのかもしれません
翌日ヨナは聖火ランナーとして街を走りました
16歳のときからトロントを拠点にする彼女
沿道からは熱いエールが
少しずつ…
真央が全日本で全てを出しきったとき2人の道はつながります
そこで…
街行く人々に…
やっぱり1番は断トツで…
そしてそんな彼女に続くのは…村主選手かな。村主章枝。この人の高速スピンがすごい見たいんですよ。村主さん。
ベテランの人気健在
さらに…やっぱり中野友加里。ドーナツスピンとか奇麗やしね。中野友加里ですかね。鈴木明子さん。鈴木明子さん。鈴木明子さん。
中野友加里。そして好調鈴木明子もファンの期待大
日本女子層の厚さを感じさせる結果となった
名もなき女性が一躍お姫さまになる物語
人はこれをシンデレラストーリーと呼ぶ
4年前その子は無名のスケーターだった
鈴木明子24歳
今シーズングランプリシリーズ初優勝を飾ると勢いそのままにファイナルでは表彰台に
間違いなく主人公として銀盤の舞踏上で輝いた
そんなシンデレラに魔法をかけたのは長久保裕コーチ
ずっと彼女を見守り続けた
2人の夢はもちろんオリンピック
強き思いのない者に魔法は決してかからない(長久保)勝負するのは…。
ことしはヨガを練習に取り入れた
やれることは全部やる。全てはあそこにたどりつくため
新たなシンデレラ。キーワードはサプライズだ
われわれが驚くとき彼女に歓喜が訪れる
4年前彼女はシンデレラと呼ばれていた
中野友加里24歳
トリプルアクセルを武器に一気にスターダムにのし上がった4年前
オリンピック代表の座をその手につかみかけた
涙と共にこぼれ落ちたその夢は4年の月日でさらに大きく激しく燃える
そばにいるは名伯楽佐藤信夫コーチ
2人にとって集大成の戦い。思いは強い
4年前のシンデレラも今や誰もが認める代表候補
だがオリンピックをはっきりと意識できるレベルに達したことは今シーズン逆に彼女を苦しめる
前哨戦では真価を発揮できなかった
夢を追い続けることは戦いだ
追い込まれた彼女は何を思う?
最後のチャンスへ最大の決意を持って
中野友加里の物語はクライマックスを迎える
さあ2人のシンデレラが紡ぎだすストーリーの結末は?
知っているか?
村主章枝28歳
思い出すのは4年前
オリンピックよりもハイレベルといわれた伝説の戦いを制したのは村主だった
トリノでは素晴らしい演技で4位
そして彼女は氷の魔法にかかったのだった
そんな彼女に襲い掛かった世代交代という名の魔物
10年間守ってきた全日本の表彰台の座から彼女の姿が消えた
村主はもがいた
去年の全日本選手権ではフリー1位の見事な演技で…
今シーズンはここまで4位が最高
崖っぷち。だが焦りはない
苦しみぬいた4年間が彼女を大きく成長させた
8年前も4年前も彼女は全日本で決めてみせた
オリンピックを知りし者だけに湧いてくる力が土壇場で村主を後押しする(村主)わたしの中で…。
もう一度透き通ったあの場所へ
さあ今こそ4年間の。いや。スケート人生の全てを懸けて…
街行く人々に…
ということで1番はやっぱりフィギュア
世紀の大イベントに国民の期待は高まる
全日本選手権を間近に控えた12月15日
安藤美姫は岩手にいました
たくさんの応援膨らむ期待
日本代表としての注目を一身に浴びる
オリンピックに出るとはそういうこと
そのことは十分過ぎるほど分かっています(解説)トリプルループ。非常に高さのある余裕のあるいいジャンプですね。
今シーズン安定感のある演技でグランプリファイナル2位
一足早くバンクーバーへの切符を手に入れた安藤美姫
それは4年間ずっと追い求めてきた願いでした
いろんなことを経験した4年間
初めての夢舞台はプレッシャーに押しつぶされ惨敗
だけど彼女には失意のどん底で出会いがありました
跳び上がるほど喜んだことも
泣きだしたくなるほどつらいことも
ケガとの闘いは苦しくて何度も引退を考えたけどあきらめないで頑張った
自分の力を出しきることが何よりもうれしかったから(実況)世界のヒロインに迷いなし。
コーチと共に戦い続け3月の世界選手権でついに復活の銅メダル
4年間の出来事は思い出なんかじゃなく次に進むための経験だったと知りました
再びオリンピックの舞台へ挑む彼女が今一番大切にしている言葉があります(スタッフ)理由が?(安藤)理由はあります。ちゃんと。
初めて口にした…
安藤美姫が今シーズン一番大切にしている言葉は「空」
その思いとは?
大好きな空には父の面影とスケートへの思いが果てしなく広がっています
そんな空を見上げる彼女の…
それは4年前の弱かった自分への鎮魂歌
あのころのわたしはもういない
今見上げるのはバンクーバーへと続く空
迷いはない。安藤は全日本選手権からバンクーバーの空へと羽ばたきます
その大きな翼を広げて
熾烈な代表争い
4年前その戦いを経て栄光を手にした荒川静香は今シーズン大技を封印してきた安藤美姫の戦いをこう分析する(荒川)非常に安定した結果にもつながってますし。
個々の技に対するジャッジの評価でつく差は最大6点
その積み重ねが勝負の鍵
中でもジャンプの評価は演技全体に大きく影響をもたらす
グランプリファイナル。安藤は全てのコンビネーションジャンプでプラス評価を取り2位の表彰台の大きな要因となった
リスク覚悟の大技で一気に高得点を狙うか?
それとも技の質を上げて加点を狙うか?
それが…判断っていうのもあると思うんですが。しっかりと準備を。空中にいる早い段階のうちで3回転なのか2回転なのかっていう準備をすることでいい2回転を跳ぶ。
それがフィギュアスケートという戦いだ
一方得意のトリプルアクセルにこだわるあまり結果が出せない浅田真央
復活の鍵はこのトリプルアクセル以外にあると荒川は言うそうですね。これまで世界チャンピオンに彼女をしたのもトリプルアクセルではなくそのほかの面だったと思いますし。それであってさらに得点を伸ばすためにトリプルアクセルは組み込んだっていうのがその次のステップ。チャンピオンになる次のステップだったと思うので。まずはそこに一度頭をリセットして戻すともう少し…。まずは自分のできること力を最大限に生かすことでよりトリプルアクセルの価値は上がる。
得意技なしでもじゅうぶん勝てるポテンシャル
それでも跳ぶのか?
浅田真央決断の時はすぐそこだ非常にいい舞台だと思います。やってる方としては毎年毎年…。いかにミスが少なくプログラムを…。全日本の最大の見どころだと思いますし。張り詰めた緊迫感の中でいかに自分のことに集中して自分らしく氷に立てるか。
熾烈な代表争いもさることながら全日本のもう一つの楽しみは次世代のスターをチェックできること
そんな今大会注目のネクストジェネレーションを一挙ご紹介
まず最初は西日本フィギュアを制した村元小月
浅田真央やキム・ヨナと同い年の19歳が見せるは…
ところがことしのフリーは何と『キル・ビル』にトライ
最強世代の仲間入りを狙うべくいざ強い女に大変身
全日本ジュニアを圧勝した15歳の逸材村上佳菜子
世界女王2人を育てた山田満知子コーチの秘蔵っ子はジュニアグランプリファイナルでも見事優勝
憧れの真央に肩を並べる大躍進を見せた
全日本ジュニアのメダリスト今井遥や藤澤亮子もシニア顔負けのハイレベルなスピンやステップを連発
もちろん健在。昨年6位の武田奈也
恵まれた体格を生かしたダイナミックな演技は見る者全てを魅了
ことしも全日本のリンクにナナ・スマイルが咲き乱れる
一方男子のスター候補は羽生結弦15歳
全日本ジュニアの優勝に加えジュニアグランプリシリーズでも計3勝と絶好調
世界と戦うための武器トリプルアクセルが安定感を増すとその表情は一気に…
代表争いをかき回しに…
選手生命を脅かす大ケガから再びリンクに戻ってきた橋大輔
その復活の陰には1人のコーチの存在があった(長光)ハハハ。何で笑うの?
長光歌子。中学2年生の橋の才能にほれ込み以来コーチを務めている橋大輔のよき理解者
関西大学に進学すると同時に長光コーチの自宅で下宿生活をスタート
2人はいつしか親子のような信頼関係を築いていった
ケガからの復帰を目指すリハビリ中2人に最大の危機が起きていた
ある日橋が…
孤独で単調なリハビリに彼の心は悲鳴を上げていたのだ
辞めたかったら辞めてもいい
その言葉が逆に橋を奮い立たせた(橋)うん。
信頼できるコーチに支えられながら橋は少しずつ戦う自信を取り戻していった
そしてケガから5カ月後。右膝にテーピングされながらもようやくリンクに戻ることができた
しかしケガの原因となったジャンプが恐怖心からかまったく跳べなくなっていた
復帰するだけでは意味がない
長光コーチと勝つために戦略も練った
限られた時間の中で橋はもがき苦しみながら前進していった
そして10月。橋は1年6カ月ぶりの試合に出場するためフィンランドにやって来ていた
橋大輔の復帰に世界中が注目した
長光コーチも必死に大きな声を出し橋に勇気を与えた
様々な苦難を乗り越えて橋大輔はようやくオリンピックの金メダルを争うスタートラインに立った
織田信成がいち早くバンクーバー行きを決めた日本男子
これで残された切符はあと2枚
全ては全日本選手権で決まる
今シーズン不調の小塚は4回転ジャンプに磨きをかける
そして完全復活を目指す男は力強くこう宣言した
後に伝説と呼ばれる夜
トリノオリンピック代表を懸けた全日本選手権女子フリー最終組は世界一熾烈な戦いでした
まずは荒川静香が安定感抜群の演技で戦いの火ぶたを切って落とします(解説)トリプルサルコウ。トリプルトゥループ。(実況)荒川静香フリーの舞。
続いて登場した浅田真央(実況)決まった。(解説)高い。(実況)決まった。笑顔だ。真央ちゃんやった!2005年12月25日日曜日歴史は今刻まれました。
1つのプログラムで二度のトリプルアクセルを成功させトップに
追い掛ける恩田美栄。気迫の演技(解説)トリプルルッツ。ダブルトゥループ。(実況)決まっています。(解説)これも高いレベルがつくんじゃないですか?(実況)タフでなければ戦えない。このガッツポーズがなければ恩田じゃない。
村主章枝も全身全霊を懸け演じます(解説)トリプルフリップ。ダブルトゥループ。(実況)パーフェクト。(実況)村主章枝が突き抜けました!
すさまじい緊張感の中この年急成長の中野友加里も代表への執念を見せます(実況)どの選手もものすごい。終盤で見せた3連続からドーナツスピン。中野友加里二十歳の舞。
会場の異様な雰囲気が最終滑走者安藤美姫にプレッシャーをかけます(解説)トリプルルッツ。ちょっと回転が足りなかったかな。(実況)この激しい戦いにピリオドを打つ銀盤での舞。
歴史的な戦いを制したのは村主
2位の浅田真央に年齢制限が適用されたため村主荒川そして代表選考ポイント上位の安藤がオリンピック代表権を獲得
翌2006年は浅田真央が名実ともにナンバーワンを証明した大会でした(実況)決まった!(解説)決まりました。今のは奇麗でしたね。(実況)本番に強い真央がいる。(解説)トリプルルッツ。ダブルループ。ダブルループ。(実況)駄目押しの3連続。(解説)ガッツポーズ出ましたね。(実況)出ました。
参考記録ながら世界最高得点を記録
初優勝を飾りました
2人の女王対決に注目が集まりました
ショートプログラム1位は全日本女王浅田真央(解説)ダブルアクセル。ダブルループ。ダブルループ。(実況)ここは3連続。浅田真央は200点を2年連続で超えました!
そして世界女王安藤美姫(解説)トリプルルッツ。トリプルループ。(実況)決まった!
フリー1位の演技で世界女王も意地の200点超え(実況)世界のヒロインに迷いなし。(実況)どう出るか。中野。(解説)トリプルアクセル。挑戦してきましたね。(実況)何とかこらえた。
ショートプログラム4位から逆転を狙い攻め続けた中野
会心の演技に思わず涙
200点超えのハイレベルな戦いを制した浅田真央が二連覇達成
中野友加里も2年連続で表彰台に上りトップ3を確かなものに
世界女王となった浅田真央が三連覇に挑んだ大会
その舞台は新たな動きも見せ始めました
ショートプログラムトップは中野友加里
全日本挑戦九度目で初めて訪れた優勝のチャンスに息詰まるほどの緊張感
そして…
ここで予想もしなかったことが起こります(解説)ちょっと今ぶつかりましたね。村主選手と安藤選手大丈夫ですかね?
思わぬアクシデントに場内も騒然(解説)トリプルルッツ。ダブルトゥループ。ダブルループ。
その張り詰めた空気を吹き飛ばしたのは第一滑走者の鈴木明子(実況)この怪しい魅力でトップ3を追跡。
情熱いっぱいの演技で一気に大ブレーク
続く村主も負けじと村主ワールド全開
3大会ぶりの表彰台に執念を見せます(実況)ジゼルは確かに存在している。(解説)トリプルトゥループ。ダブルトゥループダブルループ。
ショートプログラムトップから初優勝を狙った中野
プレッシャーからなのか結果は悔しい5位(解説)トリプルルッツ。ダブルループ。ダブルループ。(実況)3連続。
直前のアクシデントを乗り越え安藤もあきらめません
そして最後は…(実況)素顔の18歳女王のマスク。(解説)トリプルアクセル。(実況)決まった。コンビネーションにしてきた。(実況)わたしの名前は浅田真央。2008年の世界女王。
ベテラン復活に新しいヒロインの登場
そして世界女王浅田真央
激戦をしのぎきり三連覇を達成しました
そして2009年の終わり特別な戦いがまたやって来る
それぞれの思いが詰め込まれた4年間の物語
その結末は果たして…
そして断トツの1位に輝いたのは復活が期待される浅田真央
果たして国民の願いはかなうのか?
オリンピックの金メダルは浅田真央にとってももちろん一番大きな夢
ことし2月。オリンピックのプレ大会に出場するために決戦の地を訪れました
一秒また一秒と近づくそのとき
初めてスケート靴を履いたのは5歳
そのころからかなえたい願い事がありました
その願いに向かって大きな一歩を踏み出したのが2005年
トリノオリンピックの出場権を争うお姉さんたちに交じって何とフリーで二度のトリプルアクセルを成功させます(実況)真央ちゃんやった!歴史は今刻まれました。
結果は2位
荒川静香村主章枝という日本のエースたちに割って入った15歳は一気にスターダムへ
真央のトリノオリンピック出場を阻む年齢制限問題で世間はけんけんがくがくの騒ぎとなりました
よくとしトリプルアクセルの天才少女はさらに輝きを増します(解説)今のは奇麗でしたね。(実況)本番に強い真央がいる。
進化したトリプルアクセルで涙の全日本選手権初優勝
続く2007年は新しく身に付けたダイナミックなステップを披露(実況)浅田真央に不可能という文字はない。
そして2008年堂々の…
そう。いつも攻める気持ちが全てを出しきる力をくれました
ことし6月。浅田真央はタラソワコーチのお膝元モスクワにいました
初めて迎えるオリンピックシーズン
金メダルへ向けた準備が着々と進みます
フリーはまだ誰も滑ったことのないラフマニノフの『鐘』
合計3つのトリプルアクセルを跳ぶことが最大のチャレンジとなります
高まる期待の中パリから始まった真央のオリンピックシーズン
初戦からいきなり同い年のライバルキム・ヨナと激突です(実況)トリプルアクセル。
初披露のフリー
最初のトリプルアクセルは見事に決めたものの得意のジャンプにミスが続きます(実況)あーっと最後に両手を突きました。
一方キム・ヨナはほぼ完ぺきな演技で歴代最高得点をマーク
しかし翌週のロシア杯でも復調の兆しは見えません
ショートフリーとも全てのトリプルアクセルで失敗
これまで出場した大会の中でも最悪の結果となってしまいます
帰国直後に開かれた緊急記者会見
目指すは百発百中
そう言って笑顔で人々の前から姿を消した浅田真央
2カ月ぶりにカメラの前に現れた真央が復活への熱い胸の内を語ります
得意のトリプルアクセルで信じられないミスを連発したシーズン序盤
ピンチの浅田真央は…(真央)そういう部分を練習してきました。(真央)はい。
ピンチのときもしっかりと前を見ていた19歳
勝負の曲フリーの『鐘』は20世紀初めに帝政ロシアで作られました
厳しい抑圧からの自由
困難からの解放を願った人々の心の叫びが今向かい風の中にいる真央の心にも鳴り響きます試合でやるのは一発なので自分でも練習の中で最初の一発でしっかり跳べるようにと心掛けてるので。まだホントに全てを出しきれていないので。
そのためには練習練習の毎日。でも…
きらきら光るその目には明るい未来しか映らないヒカリの子
なのによりによってこの大事なオリンピックシーズンに人生最大の試練は訪れました
バンクーバー行きを決めるトリプルアクセル
跳ぶためにあと一つだけ欲しいものは本番での勇気です
一方ライバルはすでにオリンピックへと順調なスタートを切っていました
今シーズンその力をいかんなく見せつけた女王キム・ヨナ
ジュニアのころから戦ってきた真央の現状はやはり気になります
ただ真央の力を一番信じているのは彼女なのかもしれません
翌日ヨナは聖火ランナーとして街を走りました
16歳のときからトロントを拠点にする彼女
沿道からは熱いエールが
少しずつ…
真央が全日本で全てを出しきったとき2人の道はつながります
そこで…
街行く人々に…
やっぱり1番は断トツで…
そしてそんな彼女に続くのは…村主選手かな。村主章枝。この人の高速スピンがすごい見たいんですよ。村主さん。
ベテランの人気健在
さらに…やっぱり中野友加里。ドーナツスピンとか奇麗やしね。中野友加里ですかね。鈴木明子さん。鈴木明子さん。鈴木明子さん。
中野友加里。そして好調鈴木明子もファンの期待大
日本女子層の厚さを感じさせる結果となった
名もなき女性が一躍お姫さまになる物語
人はこれをシンデレラストーリーと呼ぶ
4年前その子は無名のスケーターだった
鈴木明子24歳
今シーズングランプリシリーズ初優勝を飾ると勢いそのままにファイナルでは表彰台に
間違いなく主人公として銀盤の舞踏上で輝いた
そんなシンデレラに魔法をかけたのは長久保裕コーチ
ずっと彼女を見守り続けた
2人の夢はもちろんオリンピック
強き思いのない者に魔法は決してかからない(長久保)勝負するのは…。
ことしはヨガを練習に取り入れた
やれることは全部やる。全てはあそこにたどりつくため
新たなシンデレラ。キーワードはサプライズだ
われわれが驚くとき彼女に歓喜が訪れる
4年前彼女はシンデレラと呼ばれていた
中野友加里24歳
トリプルアクセルを武器に一気にスターダムにのし上がった4年前
オリンピック代表の座をその手につかみかけた
涙と共にこぼれ落ちたその夢は4年の月日でさらに大きく激しく燃える
そばにいるは名伯楽佐藤信夫コーチ
2人にとって集大成の戦い。思いは強い
4年前のシンデレラも今や誰もが認める代表候補
だがオリンピックをはっきりと意識できるレベルに達したことは今シーズン逆に彼女を苦しめる
前哨戦では真価を発揮できなかった
夢を追い続けることは戦いだ
追い込まれた彼女は何を思う?
最後のチャンスへ最大の決意を持って
中野友加里の物語はクライマックスを迎える
さあ2人のシンデレラが紡ぎだすストーリーの結末は?
知っているか?
村主章枝28歳
思い出すのは4年前
オリンピックよりもハイレベルといわれた伝説の戦いを制したのは村主だった
トリノでは素晴らしい演技で4位
そして彼女は氷の魔法にかかったのだった
そんな彼女に襲い掛かった世代交代という名の魔物
10年間守ってきた全日本の表彰台の座から彼女の姿が消えた
村主はもがいた
去年の全日本選手権ではフリー1位の見事な演技で…
今シーズンはここまで4位が最高
崖っぷち。だが焦りはない
苦しみぬいた4年間が彼女を大きく成長させた
8年前も4年前も彼女は全日本で決めてみせた
オリンピックを知りし者だけに湧いてくる力が土壇場で村主を後押しする(村主)わたしの中で…。
もう一度透き通ったあの場所へ
さあ今こそ4年間の。いや。スケート人生の全てを懸けて…
街行く人々に…
ということで1番はやっぱりフィギュア
世紀の大イベントに国民の期待は高まる
全日本選手権を間近に控えた12月15日
安藤美姫は岩手にいました
たくさんの応援膨らむ期待
日本代表としての注目を一身に浴びる
オリンピックに出るとはそういうこと
そのことは十分過ぎるほど分かっています(解説)トリプルループ。非常に高さのある余裕のあるいいジャンプですね。
今シーズン安定感のある演技でグランプリファイナル2位
一足早くバンクーバーへの切符を手に入れた安藤美姫
それは4年間ずっと追い求めてきた願いでした
いろんなことを経験した4年間
初めての夢舞台はプレッシャーに押しつぶされ惨敗
だけど彼女には失意のどん底で出会いがありました
跳び上がるほど喜んだことも
泣きだしたくなるほどつらいことも
ケガとの闘いは苦しくて何度も引退を考えたけどあきらめないで頑張った
自分の力を出しきることが何よりもうれしかったから(実況)世界のヒロインに迷いなし。
コーチと共に戦い続け3月の世界選手権でついに復活の銅メダル
4年間の出来事は思い出なんかじゃなく次に進むための経験だったと知りました
再びオリンピックの舞台へ挑む彼女が今一番大切にしている言葉があります(スタッフ)理由が?(安藤)理由はあります。ちゃんと。
初めて口にした…
安藤美姫が今シーズン一番大切にしている言葉は「空」
その思いとは?
大好きな空には父の面影とスケートへの思いが果てしなく広がっています
そんな空を見上げる彼女の…
それは4年前の弱かった自分への鎮魂歌
あのころのわたしはもういない
今見上げるのはバンクーバーへと続く空
迷いはない。安藤は全日本選手権からバンクーバーの空へと羽ばたきます
その大きな翼を広げて
熾烈な代表争い
4年前その戦いを経て栄光を手にした荒川静香は今シーズン大技を封印してきた安藤美姫の戦いをこう分析する(荒川)非常に安定した結果にもつながってますし。
個々の技に対するジャッジの評価でつく差は最大6点
その積み重ねが勝負の鍵
中でもジャンプの評価は演技全体に大きく影響をもたらす
グランプリファイナル。安藤は全てのコンビネーションジャンプでプラス評価を取り2位の表彰台の大きな要因となった
リスク覚悟の大技で一気に高得点を狙うか?
それとも技の質を上げて加点を狙うか?
それが…判断っていうのもあると思うんですが。しっかりと準備を。空中にいる早い段階のうちで3回転なのか2回転なのかっていう準備をすることでいい2回転を跳ぶ。
それがフィギュアスケートという戦いだ
一方得意のトリプルアクセルにこだわるあまり結果が出せない浅田真央
復活の鍵はこのトリプルアクセル以外にあると荒川は言うそうですね。これまで世界チャンピオンに彼女をしたのもトリプルアクセルではなくそのほかの面だったと思いますし。それであってさらに得点を伸ばすためにトリプルアクセルは組み込んだっていうのがその次のステップ。チャンピオンになる次のステップだったと思うので。まずはそこに一度頭をリセットして戻すともう少し…。まずは自分のできること力を最大限に生かすことでよりトリプルアクセルの価値は上がる。
得意技なしでもじゅうぶん勝てるポテンシャル
それでも跳ぶのか?
浅田真央決断の時はすぐそこだ非常にいい舞台だと思います。やってる方としては毎年毎年…。いかにミスが少なくプログラムを…。全日本の最大の見どころだと思いますし。張り詰めた緊迫感の中でいかに自分のことに集中して自分らしく氷に立てるか。
熾烈な代表争いもさることながら全日本のもう一つの楽しみは次世代のスターをチェックできること
そんな今大会注目のネクストジェネレーションを一挙ご紹介
まず最初は西日本フィギュアを制した村元小月
浅田真央やキム・ヨナと同い年の19歳が見せるは…
ところがことしのフリーは何と『キル・ビル』にトライ
最強世代の仲間入りを狙うべくいざ強い女に大変身
全日本ジュニアを圧勝した15歳の逸材村上佳菜子
世界女王2人を育てた山田満知子コーチの秘蔵っ子はジュニアグランプリファイナルでも見事優勝
憧れの真央に肩を並べる大躍進を見せた
全日本ジュニアのメダリスト今井遥や藤澤亮子もシニア顔負けのハイレベルなスピンやステップを連発
もちろん健在。昨年6位の武田奈也
恵まれた体格を生かしたダイナミックな演技は見る者全てを魅了
ことしも全日本のリンクにナナ・スマイルが咲き乱れる
一方男子のスター候補は羽生結弦15歳
全日本ジュニアの優勝に加えジュニアグランプリシリーズでも計3勝と絶好調
世界と戦うための武器トリプルアクセルが安定感を増すとその表情は一気に…
代表争いをかき回しに…
選手生命を脅かす大ケガから再びリンクに戻ってきた橋大輔
その復活の陰には1人のコーチの存在があった(長光)ハハハ。何で笑うの?
長光歌子。中学2年生の橋の才能にほれ込み以来コーチを務めている橋大輔のよき理解者
関西大学に進学すると同時に長光コーチの自宅で下宿生活をスタート
2人はいつしか親子のような信頼関係を築いていった
ケガからの復帰を目指すリハビリ中2人に最大の危機が起きていた
ある日橋が…
孤独で単調なリハビリに彼の心は悲鳴を上げていたのだ
辞めたかったら辞めてもいい
その言葉が逆に橋を奮い立たせた(橋)うん。
信頼できるコーチに支えられながら橋は少しずつ戦う自信を取り戻していった
そしてケガから5カ月後。右膝にテーピングされながらもようやくリンクに戻ることができた
しかしケガの原因となったジャンプが恐怖心からかまったく跳べなくなっていた
復帰するだけでは意味がない
長光コーチと勝つために戦略も練った
限られた時間の中で橋はもがき苦しみながら前進していった
そして10月。橋は1年6カ月ぶりの試合に出場するためフィンランドにやって来ていた
橋大輔の復帰に世界中が注目した
長光コーチも必死に大きな声を出し橋に勇気を与えた
様々な苦難を乗り越えて橋大輔はようやくオリンピックの金メダルを争うスタートラインに立った
織田信成がいち早くバンクーバー行きを決めた日本男子
これで残された切符はあと2枚
全ては全日本選手権で決まる
今シーズン不調の小塚は4回転ジャンプに磨きをかける
そして完全復活を目指す男は力強くこう宣言した
後に伝説と呼ばれる夜
トリノオリンピック代表を懸けた全日本選手権女子フリー最終組は世界一熾烈な戦いでした
まずは荒川静香が安定感抜群の演技で戦いの火ぶたを切って落とします(解説)トリプルサルコウ。トリプルトゥループ。(実況)荒川静香フリーの舞。
続いて登場した浅田真央(実況)決まった。(解説)高い。(実況)決まった。笑顔だ。真央ちゃんやった!2005年12月25日日曜日歴史は今刻まれました。
1つのプログラムで二度のトリプルアクセルを成功させトップに
追い掛ける恩田美栄。気迫の演技(解説)トリプルルッツ。ダブルトゥループ。(実況)決まっています。(解説)これも高いレベルがつくんじゃないですか?(実況)タフでなければ戦えない。このガッツポーズがなければ恩田じゃない。
村主章枝も全身全霊を懸け演じます(解説)トリプルフリップ。ダブルトゥループ。(実況)パーフェクト。(実況)村主章枝が突き抜けました!
すさまじい緊張感の中この年急成長の中野友加里も代表への執念を見せます(実況)どの選手もものすごい。終盤で見せた3連続からドーナツスピン。中野友加里二十歳の舞。
会場の異様な雰囲気が最終滑走者安藤美姫にプレッシャーをかけます(解説)トリプルルッツ。ちょっと回転が足りなかったかな。(実況)この激しい戦いにピリオドを打つ銀盤での舞。
歴史的な戦いを制したのは村主
2位の浅田真央に年齢制限が適用されたため村主荒川そして代表選考ポイント上位の安藤がオリンピック代表権を獲得
翌2006年は浅田真央が名実ともにナンバーワンを証明した大会でした(実況)決まった!(解説)決まりました。今のは奇麗でしたね。(実況)本番に強い真央がいる。(解説)トリプルルッツ。ダブルループ。ダブルループ。(実況)駄目押しの3連続。(解説)ガッツポーズ出ましたね。(実況)出ました。
参考記録ながら世界最高得点を記録
初優勝を飾りました
2人の女王対決に注目が集まりました
ショートプログラム1位は全日本女王浅田真央(解説)ダブルアクセル。ダブルループ。ダブルループ。(実況)ここは3連続。浅田真央は200点を2年連続で超えました!
そして世界女王安藤美姫(解説)トリプルルッツ。トリプルループ。(実況)決まった!
フリー1位の演技で世界女王も意地の200点超え(実況)世界のヒロインに迷いなし。(実況)どう出るか。中野。(解説)トリプルアクセル。挑戦してきましたね。(実況)何とかこらえた。
ショートプログラム4位から逆転を狙い攻め続けた中野
会心の演技に思わず涙
200点超えのハイレベルな戦いを制した浅田真央が二連覇達成
中野友加里も2年連続で表彰台に上りトップ3を確かなものに
世界女王となった浅田真央が三連覇に挑んだ大会
その舞台は新たな動きも見せ始めました
ショートプログラムトップは中野友加里
全日本挑戦九度目で初めて訪れた優勝のチャンスに息詰まるほどの緊張感
そして…
ここで予想もしなかったことが起こります(解説)ちょっと今ぶつかりましたね。村主選手と安藤選手大丈夫ですかね?
思わぬアクシデントに場内も騒然(解説)トリプルルッツ。ダブルトゥループ。ダブルループ。
その張り詰めた空気を吹き飛ばしたのは第一滑走者の鈴木明子(実況)この怪しい魅力でトップ3を追跡。
情熱いっぱいの演技で一気に大ブレーク
続く村主も負けじと村主ワールド全開
3大会ぶりの表彰台に執念を見せます(実況)ジゼルは確かに存在している。(解説)トリプルトゥループ。ダブルトゥループダブルループ。
ショートプログラムトップから初優勝を狙った中野
プレッシャーからなのか結果は悔しい5位(解説)トリプルルッツ。ダブルループ。ダブルループ。(実況)3連続。
直前のアクシデントを乗り越え安藤もあきらめません
そして最後は…(実況)素顔の18歳女王のマスク。(解説)トリプルアクセル。(実況)決まった。コンビネーションにしてきた。(実況)わたしの名前は浅田真央。2008年の世界女王。
ベテラン復活に新しいヒロインの登場
そして世界女王浅田真央
激戦をしのぎきり三連覇を達成しました
そして2009年の終わり特別な戦いがまたやって来る
それぞれの思いが詰め込まれた4年間の物語
その結末は果たして…
- 2009.12.23 Wednesday
- スポーツ
- 18:53
- comments(3)
- trackbacks(1)


- by ccfuller




