2009年10月8日 朝のニュース
強い台風18号は午前5時過ぎに愛知県の知多半島付近に上陸したあと暴風域を伴いながら北上を続けています。猛烈な風や高潮、大雨などにいっそう厳重な警戒が必要です。ご覧いただいているのは愛知県の知多半島の沖合にある中部空港の映像です。午前5時過ぎ、台風18号が知多半島付近に上陸しました。この映像から見えているのは伊勢湾の様子です。白い波頭が見えます。時折この映像をとらえているカメラが左右に揺れます。中部空港、伊勢湾を埋め立てた人工の島にあります。中部空港の現在の様子です。続いて静岡市の由比の今の様子です。画面の右側が駿河湾です。時折防波堤を越えて、今、このように陸地にまで波が入り込んでいます。車が通行しているのが見えますが、東名高速道路です。さらにその左側には国道1号線も見えています。かなり大きな波が押し寄せている様子がわかります。気象庁によりますと、強い台風18号は午前5時過ぎに愛知県の知多半島付近に上陸したあと、東海北陸や近畿、それに関東甲信などを暴風域に巻き込みながら北上しています。午前7時には台風は長野県いいだ市の西北30キロ付近を1時間に50キロの速さで北北東へ進んでいるものと見られます。中心の気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルで、中心の南東側220キロ以内と北西側170キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。現在、東海北陸や近畿、それに関東甲信が台風の暴風域に入っています。愛知県の中部空港では午前5時過ぎに44.2メートル、三重県の津市では午前4時半ごろ、37.3メートルの最大瞬間風速を観測しました。また午前6時までの1時間には愛知県の東海市で78ミリ、名古屋市で67ミリの非常に激しい雨が降りました。近畿では降り始めからの雨量が300ミリを超えている所があり、大阪府と京都府、滋賀県、和歌山県、三重県、奈良県、愛知県、静岡県、神奈川県、埼玉県、東京都、群馬県、長野県、それに伊豆諸島ではこれまでの雨で土砂災害の危険性が非常に高くなっているほか、愛知県や三重県では洪水の危険性が高くなっている所があります。さらに東海の沿岸ではこれから昼前にかけて満潮を迎えるため高潮が起きるおそれがあります。台風が近づいている西日本と東日本、それに北日本では広い範囲が暴風域に入り、陸上でも風速30メートル以上、最大瞬間風速で50メートル前後という猛烈な風が吹くおそれがあります。また局地的に雷や突風を伴い1時間に50ミリから70ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。あす朝までに降る雨の量はいずれも多い所で東北で300ミリ、北陸で180ミリ、北海道と関東甲信で150ミリ、東海と山陰で100ミリと予想されています。関東から四国にかけての太平洋沿岸は波の高さが9メートルを超える猛烈なしけが続く見込みです。台風18号の影響で各地で避難指示や避難勧告が出されています。奈良県大淀町は午前3時40分に下渕地区の4世帯9人に避難指示を出しました。また三重県伊賀市では午前4時40分、比土地区と市場地区の住民に避難指示を出しました。避難勧告は三重県尾鷲市が昨夜11時15分に市内の全世帯に当たる1万140世帯、2万1477人に出しています。さらに東大阪市ではきょう未明、およそ20メートルほどの樹木が住宅の屋根に倒れかかり、市が住宅が損壊するおそれがあるとして周辺の住宅の3世帯11人に避難勧告を出しました。
NHKが各地の放送局を通じてまとめたところ、午前6時現在、三重、愛知、高知、大阪、奈良、神奈川の6つの府県であわせて1万4000世帯余りに避難勧告が出されているほか、27の都府県でおよそ9100人が自主的に避難しています。各地でけがをする人も相次いでいます。大阪市中央区の歩道では午前1時前、強風で倒れた街路樹が歩いていた38歳の女性にぶつかり女性が頭にけがをしました。午前6時現在、愛知、兵庫、三重、大阪など7つの府県であわせて18人がけがをしています。また豊橋市ではきょう午前1時前、道路脇の木が倒れ、乗用車の前の部分が押しつぶされました。けが人はいませんでした。住宅にも被害が出ていて、沖縄、鹿児島、愛知など9つの県で強風のために住宅の外壁がはがれ落ちたり、屋根が壊れたりするなど1棟が全壊、32棟に一部損壊の被害が出ています。台風の影響で国内線の空の便は315便が欠航、または欠航を決めていて、きょう一日ダイヤは大幅に乱れる見通しです。欠航、または欠航が決まっているのは全日空が大阪や関西空港などを発着する便を中心に169便、日本航空が羽田や大阪、それに仙台などを発着する76便、スカイマークが羽田と新千歳と福岡などを結ぶ27便、日本エアコミューターが大阪を発着する便を中心に23便、スカイネットアジア航空が羽田と宮崎や長崎を結ぶ13便、スターフライヤーが羽田と関西空港などを結ぶ4便、日本トランスオーシャン航空が中部空港と石垣などを結ぶ3便のあわせて315便となっています。航空各社によりますと台風の進路によっては欠航便はさらに増えるおそれがあり、ダイヤはきょう一日大幅に乱れる見通しだということです。JR東海によりますと、東海道新幹線は始発から運転を始めましたが、強い雨のため愛知県の三河安城と名古屋の間で運転を見合わせているほか、風で倒れた木が線路をふさいでいる影響で、滋賀県の米原と京都の間でも運転を見合わせています。ダイヤは大幅乱れる見通しです。それでは羽田空港と東京駅から中継でお伝えします。
羽田空港です。第1ターミナルの出発ロビー、7時を過ぎて一段と人が多くなってきました。団体のツアー客やビジネスマンが続々と出発ゲートに向かっています。ただふだんと比べると混雑は少ないということです。航空会社の方の話では台風のニュースを聞いてきのうのうちに便を変更して移動を早めた人が多かったその影響ではないかということです。関西や北陸に向かう便を中心に欠航が相次いでいます。空港各社では電光掲示板で注意を呼びかけています。また館内のアナウンスで青森県の三沢空港に向かう便について、天候によっては北海道の新千歳空港に着陸する可能性があると繰り返し流れています。その三沢空港行きに乗るという赤ちゃんを連れた女性は、新千歳に行ってしまったらどうしたらいいのか、着いてから考えますと話していました。羽田空港からお伝えしました。
東京駅、東海道新幹線のホームです。細かい雨が降っています。7時を過ぎて時折強い風が吹いています。これまでに博多行きののぞみなど8本が時刻どおり出発しました。東京駅で目立った混雑や混乱はありません。ただ本数を減らして運転しています。東京駅を出発する9時台までの便ですでに10本の運休が決まっています。ホームにある電光掲示では今後、台風の影響によって運休や途中での運転取りやめ、行き先の変更の可能性もあると利用客に知らせています。商談で大阪に向かう会社員の男性の話です。10時までに大阪に着きたい、時間どおりに着けるか心配だが、とりあえず向かいますと6時の始発に乗り込んでいきました。以上、東京駅でした。
それでは東海、北陸地方の現在の状況についてお伝えします。
名古屋市の今の様子です。30分ほど前まではっきりと見えていた雨粒、今は画面では見えにくくなっています。午前7時までの1時間に12ミリの雨を観測しました。風速は11メートルです。なお午前5時12分には最大瞬間風速29.9メートルを記録しました。雨はこの1時間でいくぶん落ち着いてきていますが、風は依然、強めです。台風18号は愛知県の知多半島付近に上陸し、このあとも東海北陸地方を暴風域に巻き込みながら北上する見込みです。東海地方の沿岸部では満潮の時刻が重なるこれから昼前にかけて、高潮が起きるおそれがあり、気象台は厳重な警戒を呼びかけています。気象台によりますと、強い台風18号は午前5時過ぎに愛知県の知多半島付近に上陸し、このあと速度を速めながら東海地方を北上する見込みです。現在、東海と北陸の一部が風速25メートル以上の暴風域に入っています。愛知県の中部空港では午前5時9分ごろ、44.2メートルの最大瞬間風速を観測しました。伊勢湾や三河湾では台風の風と満潮の時刻が重なるこれから昼前にかけて海面が上昇し、潮位は高い所で3メートルに達する見込みで、引き続き高潮への警戒が必要です。また午前6時までの1時間に愛知県東海市で78ミリ、名古屋市で67ミリ、愛知県一宮市で54ミリの非常に激しい雨を観測しました。この大雨で三重県名張市などを流れる名張川と三重県中部を流れるくもず川、それにくもずふる川は洪水の危険性が高まっています。愛知県と三重県、それに静岡県ではこれまでの雨で土砂災害の危険性が非常に高くなっている所があります。東海地方ではこのあとも所によっては1時間に80ミリの猛烈な雨が降るおそれがあり、きょう午前6時からの24時間の雨の量はいずれも多い所で岐阜県と静岡県で100ミリ、愛知県で60ミリ、三重県で30ミリと予想されています。気象台は猛烈な風や高潮、高波、それに土砂災害や洪水などに厳重に警戒するよう呼びかけています。この台風の影響で東海地方ではこれまでに愛知県と三重県であわせて7人が軽いけがをしました。愛知県がまごおり市では午前4時過ぎ、飛んできたトタンで住宅の窓ガラスが割れ、70代の男性が手を切る軽いけがをしました。愛知県瀬戸市では午前3時半ごろ、倒木に乗り上げた車に乗っていた7歳の男の子が肩に軽いけがをしました。また愛知県豊橋市では午前3時50分ごろ、60歳の男性が風にあおられ転倒し、左手の親指の付け根を切るけがをしたほか、午前3時半ごろには強風で外れたエアコンの室外機が自宅の窓を突き破って飛び込み寝室にいた24歳の女性が左足の太ももに軽いけがをしたということです。さらに三重県尾鷲市では65歳の男性が自宅のシャッターが風に飛ばされないよう補強する作業をしていたところ、シャッターが頭に当たり軽いけがをしました。このほか三重県熊野市の国道では昨夜11時40分ごろ、倒木に車が乗り上げ、20代の男女2人が軽いけがをしました。
愛知県豊橋市です。雨はいったんやみましたが、再び冷たい雨粒が落ち始めました。乾き始めていた路面をまた濡らしています。時折強い風は依然として吹き付けてきます。この市役所前の並木が折れて、車道をふさいでいましたが、その回収作業というのはだいぶ進みました。太い枝はチェーンソーを使って短くしてごみ収集車やトラックに積み込んでいます。また右手の市役所には足早に向かう職員の姿が増えてきました。倒れた看板などを立て直す作業も行っています。復旧へ向けた動きが本格的に始まった豊橋市からお伝えしました。
名古屋市の中心部です。雨は強くなったり、弱くなったりを繰り返しています。今は細かい雨の状態です。風は夜から依然として強い状態が続いています。この辺りはビルに囲まれています。建物の間から激しい突風が吹きつけてきます。7時を過ぎて会社などに出勤する人の姿などが見られます。雨は降っているものの、傘を差さずに歩く人もいます。昨夜からの強風で街路樹の枝も数多く折れました。この木も根元から折れてしまっています。道路には折れた枝などが散らばっています。依然として風は強い状態です。名古屋市の中心部からお伝えしました。
岐阜市の中心部、NHK岐阜放送局前です。雨は少し弱くなりましたが、西からの強い風が吹いています。街路樹の葉が音を立てて大きく揺れます。車が通ったあとの細かい水しぶきが風に舞っています。岐阜県内ではきょう午前6時半までの1時間に多治見市で38.5ミリ、美濃加茂市で35ミリの激しい雨を観測しました。また岐阜市ではけさ3時23分に23.9メートルの最大瞬間風速を観測し、高山市でもけさ6時13分に20メートルの最大瞬間風速を観測しました。気象台は引き続き岐阜県全域に暴風警報、美濃地方と飛騨北部に大雨洪水警報を出して警戒を呼びかけています。以上、岐阜市からお伝えしました。
JR名古屋駅です。東海道新幹線、上りは始発から運転を見合わせていましたけれども、今、構内アナウンスがあってまもなく上りの新幹線、出発するという構内アナウンスがありました。下りはJR東海によりますと、始発は定刻どおり運行してるんですけれども、現在、米原と京都の間で倒れた木を取り除く作業をしているため運転を見合わせているということです。午前7時を過ぎてJR名古屋駅、人の量が多くなってきました。改札で駅員の方に運行状況を尋ねる姿も見かけられます。東京に向かうという50代の会社員の男性は午前中に打ち合わせがあるんだけれども、間に合うかどうかわからない。どうしようか迷っている、あすに打ち合わせを変更してもらおうか迷っていると話していました。JR名古屋駅でした。
続いて近畿地方の現在の状況についてお伝えします。
JR新大阪駅の新幹線乗り場です。混雑しています。台風の影響を見越してきのうのうちに移動した人も多く、改札口の職員によりますと始発からしばらくは乗客の数はいつもの朝に比べると少なかったということですが、7時前くらいから改札の時刻表や掲示板の前で立ち止まる人の数が増えてきました。東京方面の上りは6時の始発が予定どおり出発しましたが、名古屋と三河安城の間での運転見合わせのほか京都・米原間でも倒れた木の撤去作業でさきほどまで運転を見合わせていました。今この区間、運転を再開しています。このため東京方面の列車は6時台の列車がまだ出発していません。また東京に向かう上り6本、東京から来る下り6本の運休が5時半に改札が開くとともに早々に案内されました。一方、岡山、博多方面の山陽新幹線は平常どおり運行されています。JR新大阪駅でした。
大阪管区気象台によりますと、近畿地方は和歌山県と兵庫県が台風の暴風域から抜けましたが、滋賀県の全域と京都府、奈良県、大阪府の一部が暴風域に巻き込まれています。近畿地方の雨はきょう昼過ぎまで降ると見られていて、あす午前6時までの24時間に予想される雨の量は多い所で近畿北部で80ミリ、近畿中部で60ミリ、近畿南部で20ミリとなっています。降り始めからの雨量が400ミリを超えている所もあり、土砂災害や低い土地への浸水、河川のはんらんに厳重な警戒が必要で、一部の地域には土砂災害警戒情報が出されています。近畿地方では浸水の被害が出ています。奈良県によりますと、奈良県の吉野町、御所市、東吉野村であわせて7棟が床下が水につかる被害が出ています。奈良県大淀町の下渕地区では土砂災害などの危険が高まっているとして、4世帯9人に避難勧告よりも強い避難指示が出されています。さらに五條市では丹生川がはんらんして洪水の起きる危険が高まっているとして、流域の7つの地域に避難勧告が出されました。桜井市でもやまと川がはんらんして洪水の危険が高まっているとして、慈恩寺地区の9世帯に避難勧告が出されています。また大阪・東大阪市善根寺町では強風で傾いた樹木が屋根に倒れかかり住宅が損壊するおそれがあるとして周辺の住宅の3世帯11人に避難勧告が出されています。一方、近畿地方ではあわせて2271人が近くの公民館や体育館などに自主的に避難しましたが、大阪府や和歌山県では夜が明けて安全が確認されたとして、自宅に帰る人が出始めています。強風によるけが人も相次いでいます。このうち大阪中央区しまのうちの歩道では午前1時前、強風で倒れた街路樹が38歳の女性にぶつかって頭にけがをしました。また大阪と兵庫で男女あわせて5人が強風にあおられて転倒し、足の骨を折るなどのけがをしました。このほか和歌山県と神戸市で強風で急に閉まった門やドアに挟まれ2人が足を骨折するなどのけがをしています。また和歌山県では農業用ハウスの様子を見に外に出た41歳の女性が飛んできたものに当たって軽いけがをし近畿地方のけが人は9人に上っています。近畿地方の状況についてお伝えしました。
これから台風18号の接近が予想される山梨県の甲府市と新潟市の今の様子です。
JR甲府駅前です。街路樹の枝が風で時折大きく揺れます。雨足も強くなることがあって、屋根のひさしの下に雨が吹き込んできます。山梨県内のJR中央線は特急、普通列車ともにきょう午前中、すべての列車の運休を決めています。駅の入り口に運休を知らせるはり紙が出され足を止めて見入っている人の姿もありました。甲府から東京・立川に毎朝電車で通勤しているという50代の男性は列車が動き出すかもしれないと思って駅に出てきましたが、別の方法を考えなければいけませんねと話していました。気象台は県内全域に暴風警報、一部の地域に大雨洪水警報を出して土砂災害や河川の増水などに警戒するよう呼びかけています。JR甲府駅前からお伝えしました。
かわって新潟市です。新潟市中央区にあるNHK新潟放送局の屋上にあるカメラの映像です。信濃川の様子です。この映像をとらえているカメラが左右に揺れています。風が強いようですね。新潟市内では台風18号の接近に伴って風が強まり、街路樹が倒れるなどの被害が出ています。午前5時過ぎには新潟市中央区のにしかいがん公演で数十メートルにわたって道路沿いの木が数本倒れ、片側の車線をふさぎました。新潟市東区でもおよそ8メートルの街路樹が倒れ、道路をふさいでいるのが見つかりました。新潟地方気象台によりますと新潟市では午前4時47分に22.1メートルの最大瞬間風速を観測しています。新潟市の様子でした。では今回の台風の特徴や注意点について気象情報担当の檜山さんです。
過去に大きな被害をもたらした台風に匹敵するぐらいの強さで上陸しています。まず雨と風のピークの時間帯ですけれども、東海地方ではこれから昼前にかけて警戒です。関東甲信や北陸、激しい雨は昼前にかけて、風は夕方まで警戒が必要です。東北ではあすの明け方まで、北海道では昼前からあすにかけて雨や風に警戒が必要です。では台風の情報です。午前7時には長野県付近を進んでいるものと見られます。そしてまだ強い勢力を保っています。このあとの予想を見ますと、午後6時には秋田県付近、そしてあすの朝6時には北海道釧路市の南へ進む見込みです。北日本でも台風の暴風域に入る見込みです。東日本、北日本、気が根こそぎ倒れるような非常に強い風の吹くおそれがあります。警戒が必要です。では波の予報です。海も大しけとなる所が多いでしょう。特に東日本の太平洋側では波の高さ9メートルを超える猛烈なしけとなりそうです。また高潮の発生するおそれもあります。特に東海から関東、昼前にかけて高潮による浸水の被害に警戒してください。東海地方、伊勢湾では満潮時刻午前8時前後となっています。この時間を中心に警戒してください。では雨の様子です。現在、関東北部から東北南部でも激しい雨の所があります。ただ、東海から関東もまだところどころ強く降っています。このあとの予想を見ていきますと、これから雨は北日本に激しい雨の範囲、移っていきそうです。東北では今夜遅くにかけて、北海道は昼前からあすにかけて激しい雨のおそれがあります。予想される雨の量を見ますと、これからあすの朝までの24時間で東北地方の多い所では300ミリの予想です。また近畿から関東、これまでの雨で土砂災害の危険が高くなっている所がありますので厳重な警戒が必要です。それでは注意点です。雨、風、台風が近づいて強くなってきましたら、用水路の見回りや屋根の補修など屋外の作業、海岸の見回りは絶対にしないようにしてください。これらの行動は非常に危険となりそうです。台風が近づきましたらなるべく外に出ないほうがよさそうです。
政府は今年度の補正予算の見直しについて、執行を停止する予算の総額を上積みするため来年度以降に支出が見込まれる基金などを中心に再検討するよう各省庁に指示しており、総額で3兆円程度の確保を目指したい考えです。
今年度の補正予算のうち執行停止できる予算は各省庁からの回答を取りまとめた結果、全体の17%に当たる2兆5169億円に達しています。政府の行政刷新会議は鳩山総理大臣の指示を受けて、さらに上積みを目指すためきのう、各省庁に対し所管している基金のうち来年度以降に支出が見込まれている部分や独立行政法人の施設費などでまだ契約が成立していない部分を中心にあらためて検討し、あすまでに回答するよう求めました。これを受けて厚生労働省は地域の医療機関で医師を確保したり、新生児の集中治療室などを整備したりするために設けた地域医療再生基金の一部を執行停止にすることを検討することになりました。また財務省は企業に公的資金を投入する日本政策投資銀行への出資金の削減額をさらに上積みする方針を固めました。政府内では基金を中心に執行を停止すればさらに5000億円程度はねん出できるという指摘が出ており、総額で3兆円程度の確保を目指したい考えです。一方、鳩山総理大臣は昨夜、景気対策のために今年度の第2次補正予算案を来年1月に召集する通常国会冒頭に提出することもありうるという認識を示しました。
その上で鳩山総理大臣は具体的な中身について来年度予算案との関係もあり、どのような形を取るかはくふうしなければならないと述べました。
鳩山政権発足後、初めての国政選挙となる参議院神奈川選挙区と静岡選挙区の補欠選挙がきょう告示され、いずれも民主党、自民党、それに共産党などの新人が立候補することにしており、今月25日の投票日に向けて激しい選挙戦が繰り広げられる見通しです。
参議院神奈川選挙区、静岡選挙区の2つの補欠選挙は前の参議院議員がさきの衆議院選挙や知事選挙に立候補したことに伴うもので、いずれも民主党、自民党、それに共産党などの新人が立候補することにしています。
NHKが各地の放送局を通じてまとめたところ、午前6時現在、三重、愛知、高知、大阪、奈良、神奈川の6つの府県であわせて1万4000世帯余りに避難勧告が出されているほか、27の都府県でおよそ9100人が自主的に避難しています。各地でけがをする人も相次いでいます。大阪市中央区の歩道では午前1時前、強風で倒れた街路樹が歩いていた38歳の女性にぶつかり女性が頭にけがをしました。午前6時現在、愛知、兵庫、三重、大阪など7つの府県であわせて18人がけがをしています。また豊橋市ではきょう午前1時前、道路脇の木が倒れ、乗用車の前の部分が押しつぶされました。けが人はいませんでした。住宅にも被害が出ていて、沖縄、鹿児島、愛知など9つの県で強風のために住宅の外壁がはがれ落ちたり、屋根が壊れたりするなど1棟が全壊、32棟に一部損壊の被害が出ています。台風の影響で国内線の空の便は315便が欠航、または欠航を決めていて、きょう一日ダイヤは大幅に乱れる見通しです。欠航、または欠航が決まっているのは全日空が大阪や関西空港などを発着する便を中心に169便、日本航空が羽田や大阪、それに仙台などを発着する76便、スカイマークが羽田と新千歳と福岡などを結ぶ27便、日本エアコミューターが大阪を発着する便を中心に23便、スカイネットアジア航空が羽田と宮崎や長崎を結ぶ13便、スターフライヤーが羽田と関西空港などを結ぶ4便、日本トランスオーシャン航空が中部空港と石垣などを結ぶ3便のあわせて315便となっています。航空各社によりますと台風の進路によっては欠航便はさらに増えるおそれがあり、ダイヤはきょう一日大幅に乱れる見通しだということです。JR東海によりますと、東海道新幹線は始発から運転を始めましたが、強い雨のため愛知県の三河安城と名古屋の間で運転を見合わせているほか、風で倒れた木が線路をふさいでいる影響で、滋賀県の米原と京都の間でも運転を見合わせています。ダイヤは大幅乱れる見通しです。それでは羽田空港と東京駅から中継でお伝えします。
羽田空港です。第1ターミナルの出発ロビー、7時を過ぎて一段と人が多くなってきました。団体のツアー客やビジネスマンが続々と出発ゲートに向かっています。ただふだんと比べると混雑は少ないということです。航空会社の方の話では台風のニュースを聞いてきのうのうちに便を変更して移動を早めた人が多かったその影響ではないかということです。関西や北陸に向かう便を中心に欠航が相次いでいます。空港各社では電光掲示板で注意を呼びかけています。また館内のアナウンスで青森県の三沢空港に向かう便について、天候によっては北海道の新千歳空港に着陸する可能性があると繰り返し流れています。その三沢空港行きに乗るという赤ちゃんを連れた女性は、新千歳に行ってしまったらどうしたらいいのか、着いてから考えますと話していました。羽田空港からお伝えしました。
東京駅、東海道新幹線のホームです。細かい雨が降っています。7時を過ぎて時折強い風が吹いています。これまでに博多行きののぞみなど8本が時刻どおり出発しました。東京駅で目立った混雑や混乱はありません。ただ本数を減らして運転しています。東京駅を出発する9時台までの便ですでに10本の運休が決まっています。ホームにある電光掲示では今後、台風の影響によって運休や途中での運転取りやめ、行き先の変更の可能性もあると利用客に知らせています。商談で大阪に向かう会社員の男性の話です。10時までに大阪に着きたい、時間どおりに着けるか心配だが、とりあえず向かいますと6時の始発に乗り込んでいきました。以上、東京駅でした。
それでは東海、北陸地方の現在の状況についてお伝えします。
名古屋市の今の様子です。30分ほど前まではっきりと見えていた雨粒、今は画面では見えにくくなっています。午前7時までの1時間に12ミリの雨を観測しました。風速は11メートルです。なお午前5時12分には最大瞬間風速29.9メートルを記録しました。雨はこの1時間でいくぶん落ち着いてきていますが、風は依然、強めです。台風18号は愛知県の知多半島付近に上陸し、このあとも東海北陸地方を暴風域に巻き込みながら北上する見込みです。東海地方の沿岸部では満潮の時刻が重なるこれから昼前にかけて、高潮が起きるおそれがあり、気象台は厳重な警戒を呼びかけています。気象台によりますと、強い台風18号は午前5時過ぎに愛知県の知多半島付近に上陸し、このあと速度を速めながら東海地方を北上する見込みです。現在、東海と北陸の一部が風速25メートル以上の暴風域に入っています。愛知県の中部空港では午前5時9分ごろ、44.2メートルの最大瞬間風速を観測しました。伊勢湾や三河湾では台風の風と満潮の時刻が重なるこれから昼前にかけて海面が上昇し、潮位は高い所で3メートルに達する見込みで、引き続き高潮への警戒が必要です。また午前6時までの1時間に愛知県東海市で78ミリ、名古屋市で67ミリ、愛知県一宮市で54ミリの非常に激しい雨を観測しました。この大雨で三重県名張市などを流れる名張川と三重県中部を流れるくもず川、それにくもずふる川は洪水の危険性が高まっています。愛知県と三重県、それに静岡県ではこれまでの雨で土砂災害の危険性が非常に高くなっている所があります。東海地方ではこのあとも所によっては1時間に80ミリの猛烈な雨が降るおそれがあり、きょう午前6時からの24時間の雨の量はいずれも多い所で岐阜県と静岡県で100ミリ、愛知県で60ミリ、三重県で30ミリと予想されています。気象台は猛烈な風や高潮、高波、それに土砂災害や洪水などに厳重に警戒するよう呼びかけています。この台風の影響で東海地方ではこれまでに愛知県と三重県であわせて7人が軽いけがをしました。愛知県がまごおり市では午前4時過ぎ、飛んできたトタンで住宅の窓ガラスが割れ、70代の男性が手を切る軽いけがをしました。愛知県瀬戸市では午前3時半ごろ、倒木に乗り上げた車に乗っていた7歳の男の子が肩に軽いけがをしました。また愛知県豊橋市では午前3時50分ごろ、60歳の男性が風にあおられ転倒し、左手の親指の付け根を切るけがをしたほか、午前3時半ごろには強風で外れたエアコンの室外機が自宅の窓を突き破って飛び込み寝室にいた24歳の女性が左足の太ももに軽いけがをしたということです。さらに三重県尾鷲市では65歳の男性が自宅のシャッターが風に飛ばされないよう補強する作業をしていたところ、シャッターが頭に当たり軽いけがをしました。このほか三重県熊野市の国道では昨夜11時40分ごろ、倒木に車が乗り上げ、20代の男女2人が軽いけがをしました。
愛知県豊橋市です。雨はいったんやみましたが、再び冷たい雨粒が落ち始めました。乾き始めていた路面をまた濡らしています。時折強い風は依然として吹き付けてきます。この市役所前の並木が折れて、車道をふさいでいましたが、その回収作業というのはだいぶ進みました。太い枝はチェーンソーを使って短くしてごみ収集車やトラックに積み込んでいます。また右手の市役所には足早に向かう職員の姿が増えてきました。倒れた看板などを立て直す作業も行っています。復旧へ向けた動きが本格的に始まった豊橋市からお伝えしました。
名古屋市の中心部です。雨は強くなったり、弱くなったりを繰り返しています。今は細かい雨の状態です。風は夜から依然として強い状態が続いています。この辺りはビルに囲まれています。建物の間から激しい突風が吹きつけてきます。7時を過ぎて会社などに出勤する人の姿などが見られます。雨は降っているものの、傘を差さずに歩く人もいます。昨夜からの強風で街路樹の枝も数多く折れました。この木も根元から折れてしまっています。道路には折れた枝などが散らばっています。依然として風は強い状態です。名古屋市の中心部からお伝えしました。
岐阜市の中心部、NHK岐阜放送局前です。雨は少し弱くなりましたが、西からの強い風が吹いています。街路樹の葉が音を立てて大きく揺れます。車が通ったあとの細かい水しぶきが風に舞っています。岐阜県内ではきょう午前6時半までの1時間に多治見市で38.5ミリ、美濃加茂市で35ミリの激しい雨を観測しました。また岐阜市ではけさ3時23分に23.9メートルの最大瞬間風速を観測し、高山市でもけさ6時13分に20メートルの最大瞬間風速を観測しました。気象台は引き続き岐阜県全域に暴風警報、美濃地方と飛騨北部に大雨洪水警報を出して警戒を呼びかけています。以上、岐阜市からお伝えしました。
JR名古屋駅です。東海道新幹線、上りは始発から運転を見合わせていましたけれども、今、構内アナウンスがあってまもなく上りの新幹線、出発するという構内アナウンスがありました。下りはJR東海によりますと、始発は定刻どおり運行してるんですけれども、現在、米原と京都の間で倒れた木を取り除く作業をしているため運転を見合わせているということです。午前7時を過ぎてJR名古屋駅、人の量が多くなってきました。改札で駅員の方に運行状況を尋ねる姿も見かけられます。東京に向かうという50代の会社員の男性は午前中に打ち合わせがあるんだけれども、間に合うかどうかわからない。どうしようか迷っている、あすに打ち合わせを変更してもらおうか迷っていると話していました。JR名古屋駅でした。
続いて近畿地方の現在の状況についてお伝えします。
JR新大阪駅の新幹線乗り場です。混雑しています。台風の影響を見越してきのうのうちに移動した人も多く、改札口の職員によりますと始発からしばらくは乗客の数はいつもの朝に比べると少なかったということですが、7時前くらいから改札の時刻表や掲示板の前で立ち止まる人の数が増えてきました。東京方面の上りは6時の始発が予定どおり出発しましたが、名古屋と三河安城の間での運転見合わせのほか京都・米原間でも倒れた木の撤去作業でさきほどまで運転を見合わせていました。今この区間、運転を再開しています。このため東京方面の列車は6時台の列車がまだ出発していません。また東京に向かう上り6本、東京から来る下り6本の運休が5時半に改札が開くとともに早々に案内されました。一方、岡山、博多方面の山陽新幹線は平常どおり運行されています。JR新大阪駅でした。
大阪管区気象台によりますと、近畿地方は和歌山県と兵庫県が台風の暴風域から抜けましたが、滋賀県の全域と京都府、奈良県、大阪府の一部が暴風域に巻き込まれています。近畿地方の雨はきょう昼過ぎまで降ると見られていて、あす午前6時までの24時間に予想される雨の量は多い所で近畿北部で80ミリ、近畿中部で60ミリ、近畿南部で20ミリとなっています。降り始めからの雨量が400ミリを超えている所もあり、土砂災害や低い土地への浸水、河川のはんらんに厳重な警戒が必要で、一部の地域には土砂災害警戒情報が出されています。近畿地方では浸水の被害が出ています。奈良県によりますと、奈良県の吉野町、御所市、東吉野村であわせて7棟が床下が水につかる被害が出ています。奈良県大淀町の下渕地区では土砂災害などの危険が高まっているとして、4世帯9人に避難勧告よりも強い避難指示が出されています。さらに五條市では丹生川がはんらんして洪水の起きる危険が高まっているとして、流域の7つの地域に避難勧告が出されました。桜井市でもやまと川がはんらんして洪水の危険が高まっているとして、慈恩寺地区の9世帯に避難勧告が出されています。また大阪・東大阪市善根寺町では強風で傾いた樹木が屋根に倒れかかり住宅が損壊するおそれがあるとして周辺の住宅の3世帯11人に避難勧告が出されています。一方、近畿地方ではあわせて2271人が近くの公民館や体育館などに自主的に避難しましたが、大阪府や和歌山県では夜が明けて安全が確認されたとして、自宅に帰る人が出始めています。強風によるけが人も相次いでいます。このうち大阪中央区しまのうちの歩道では午前1時前、強風で倒れた街路樹が38歳の女性にぶつかって頭にけがをしました。また大阪と兵庫で男女あわせて5人が強風にあおられて転倒し、足の骨を折るなどのけがをしました。このほか和歌山県と神戸市で強風で急に閉まった門やドアに挟まれ2人が足を骨折するなどのけがをしています。また和歌山県では農業用ハウスの様子を見に外に出た41歳の女性が飛んできたものに当たって軽いけがをし近畿地方のけが人は9人に上っています。近畿地方の状況についてお伝えしました。
これから台風18号の接近が予想される山梨県の甲府市と新潟市の今の様子です。
JR甲府駅前です。街路樹の枝が風で時折大きく揺れます。雨足も強くなることがあって、屋根のひさしの下に雨が吹き込んできます。山梨県内のJR中央線は特急、普通列車ともにきょう午前中、すべての列車の運休を決めています。駅の入り口に運休を知らせるはり紙が出され足を止めて見入っている人の姿もありました。甲府から東京・立川に毎朝電車で通勤しているという50代の男性は列車が動き出すかもしれないと思って駅に出てきましたが、別の方法を考えなければいけませんねと話していました。気象台は県内全域に暴風警報、一部の地域に大雨洪水警報を出して土砂災害や河川の増水などに警戒するよう呼びかけています。JR甲府駅前からお伝えしました。
かわって新潟市です。新潟市中央区にあるNHK新潟放送局の屋上にあるカメラの映像です。信濃川の様子です。この映像をとらえているカメラが左右に揺れています。風が強いようですね。新潟市内では台風18号の接近に伴って風が強まり、街路樹が倒れるなどの被害が出ています。午前5時過ぎには新潟市中央区のにしかいがん公演で数十メートルにわたって道路沿いの木が数本倒れ、片側の車線をふさぎました。新潟市東区でもおよそ8メートルの街路樹が倒れ、道路をふさいでいるのが見つかりました。新潟地方気象台によりますと新潟市では午前4時47分に22.1メートルの最大瞬間風速を観測しています。新潟市の様子でした。では今回の台風の特徴や注意点について気象情報担当の檜山さんです。
過去に大きな被害をもたらした台風に匹敵するぐらいの強さで上陸しています。まず雨と風のピークの時間帯ですけれども、東海地方ではこれから昼前にかけて警戒です。関東甲信や北陸、激しい雨は昼前にかけて、風は夕方まで警戒が必要です。東北ではあすの明け方まで、北海道では昼前からあすにかけて雨や風に警戒が必要です。では台風の情報です。午前7時には長野県付近を進んでいるものと見られます。そしてまだ強い勢力を保っています。このあとの予想を見ますと、午後6時には秋田県付近、そしてあすの朝6時には北海道釧路市の南へ進む見込みです。北日本でも台風の暴風域に入る見込みです。東日本、北日本、気が根こそぎ倒れるような非常に強い風の吹くおそれがあります。警戒が必要です。では波の予報です。海も大しけとなる所が多いでしょう。特に東日本の太平洋側では波の高さ9メートルを超える猛烈なしけとなりそうです。また高潮の発生するおそれもあります。特に東海から関東、昼前にかけて高潮による浸水の被害に警戒してください。東海地方、伊勢湾では満潮時刻午前8時前後となっています。この時間を中心に警戒してください。では雨の様子です。現在、関東北部から東北南部でも激しい雨の所があります。ただ、東海から関東もまだところどころ強く降っています。このあとの予想を見ていきますと、これから雨は北日本に激しい雨の範囲、移っていきそうです。東北では今夜遅くにかけて、北海道は昼前からあすにかけて激しい雨のおそれがあります。予想される雨の量を見ますと、これからあすの朝までの24時間で東北地方の多い所では300ミリの予想です。また近畿から関東、これまでの雨で土砂災害の危険が高くなっている所がありますので厳重な警戒が必要です。それでは注意点です。雨、風、台風が近づいて強くなってきましたら、用水路の見回りや屋根の補修など屋外の作業、海岸の見回りは絶対にしないようにしてください。これらの行動は非常に危険となりそうです。台風が近づきましたらなるべく外に出ないほうがよさそうです。
政府は今年度の補正予算の見直しについて、執行を停止する予算の総額を上積みするため来年度以降に支出が見込まれる基金などを中心に再検討するよう各省庁に指示しており、総額で3兆円程度の確保を目指したい考えです。
今年度の補正予算のうち執行停止できる予算は各省庁からの回答を取りまとめた結果、全体の17%に当たる2兆5169億円に達しています。政府の行政刷新会議は鳩山総理大臣の指示を受けて、さらに上積みを目指すためきのう、各省庁に対し所管している基金のうち来年度以降に支出が見込まれている部分や独立行政法人の施設費などでまだ契約が成立していない部分を中心にあらためて検討し、あすまでに回答するよう求めました。これを受けて厚生労働省は地域の医療機関で医師を確保したり、新生児の集中治療室などを整備したりするために設けた地域医療再生基金の一部を執行停止にすることを検討することになりました。また財務省は企業に公的資金を投入する日本政策投資銀行への出資金の削減額をさらに上積みする方針を固めました。政府内では基金を中心に執行を停止すればさらに5000億円程度はねん出できるという指摘が出ており、総額で3兆円程度の確保を目指したい考えです。一方、鳩山総理大臣は昨夜、景気対策のために今年度の第2次補正予算案を来年1月に召集する通常国会冒頭に提出することもありうるという認識を示しました。
その上で鳩山総理大臣は具体的な中身について来年度予算案との関係もあり、どのような形を取るかはくふうしなければならないと述べました。
鳩山政権発足後、初めての国政選挙となる参議院神奈川選挙区と静岡選挙区の補欠選挙がきょう告示され、いずれも民主党、自民党、それに共産党などの新人が立候補することにしており、今月25日の投票日に向けて激しい選挙戦が繰り広げられる見通しです。
参議院神奈川選挙区、静岡選挙区の2つの補欠選挙は前の参議院議員がさきの衆議院選挙や知事選挙に立候補したことに伴うもので、いずれも民主党、自民党、それに共産党などの新人が立候補することにしています。
- 2009.10.08 Thursday
- ニュース
- 21:34
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- by ccfuller




